史跡訪問の日々

幕末維新に関わった有名無名の人生を追って、全国各地の史跡を訪ね歩いています。

2017-01-01から1ヶ月間の記事一覧

「中沼了三伝」 中沼郁著 中沼了三先生顕彰会編 ハーベスト出版

「隠岐騒動」を御存知だろうか。この事件は、慶応四年(1868)二月、江戸からも京都からも遠く離れた隠岐の島を舞台に起こったものである。隠岐出身の儒者中沼了三の薫陶を受けた隠岐の島の島民は、十津川の文武館にならって、隠岐文武館の設立を嘆願し…

「明治維新という幻想 暴虐の限りを尽くした新政府の実像」 森田健司著 洋泉社歴史新書

「明治新政府は暴虐を尽くした」「平和で治安の良かった江戸を官軍が破壊した」という主張は、特段新説・奇説にも入らないかもしれない。いずれにせよ、新説・奇説を主張するのであれば、それなりの理論武装が不可欠である。 第一章では、官軍として江戸に駐…

「誤解だらけの京都の真実」 八幡和郎著 イースト新書

「京都ぎらい」(井上章一著 朝日新書)が昨年ベストセラーとなった。ベストセラーと聞くと途端に読む気が失せてしまう、へそ曲がりの私は、無論この本を読んでいないが、京都出身者としてはこの本の題名は、心穏やかではない。本書は、京都在住の八幡和郎氏…

「幕末明治 新聞ことはじめ ジャーナリズムを作った人びと」 奥武則著 朝日新聞社

筆者によればジャーナリズムの前提には「事実を事実として報道する」ことがあり、さらに単なる情報伝達を超えて公共性という軸によって情報の意味を明らかにする批評的機能が求められるという。そういう観点で見れば、「かわら版」と呼ばれた刷り物の時代、…

「「咸臨丸難航図」を描いた幕府海軍士官」 粟宮一樹著 文芸社

入院シリーズ第三弾が本書である。以前から鈴藤勇次郎のことは気になる存在であったし、鈴藤の曽孫に当たる方が著した本書を読みたいと思っていた。実際には、予想以上に早く退院できたので、読破できたのは自宅静養中のことであった。 万延元年(1860)…

目次 鳥取

鳥 取 最勝院・適處正墻先生之墓(正墻薫の墓)・鳥取城・鳥取城二の丸三階櫓跡・仁風閣・興禅寺・一岳玄了居士塔(渡辺数馬墓)・猪多伊折佐重良墓・贈従四位故米子城主荒尾清心齋在原成裕之墓・箕浦家武家屋敷門・藩校尚徳館碑・観音院・増井熊太先生墓・…